昨日から5つのメロンパンをみんなで歌って、買い物ごっこをしています。
先生が開いたメロンパンしか売っていない「パン屋さん」
お友達が「パン屋さん。メロンパン一つくださいな」と買い物に来ると
先生が「はい。どうぞ。まいどありがとうございます」
と会話をして美味しそうにメロンパンを食べる真似をします。
歌に合わせて購入する数は「一つ」となります。
最初に5個あったパンがお友達が買いに来たことで、一つずつ減っていくのです。
昨日、初めてこの歌でお買いものごっこをして残りのパンが2個になった時。
お友達が・・・
「くださいな。」とお買い物に来たので
先生が「何を買いに来てくれたのですか?」と聞くと
大きな声で
「フライパン」
一瞬びっくりしましたが、すぐにと拍手をしながらみんなが笑っていました。
でも・・・「パンはパンでもフライパンは食べられないので、売っていません。ごめんなさい」
というと今度は「メロンパン2個ください」
と残っているパンを全部買いたいと思ったようです。
すかさず先生が「たくさん食べたいわよね。でも今はね。食べられない人もたくさんいるからみんなが
我慢して一つずつにしましょう」と少し社会問題にも触れてみました。
今日のお友達は、「食パンください」というお友達がいました。
この時も「ごめんなさい。メロンパンしか焼けませんでした。」といって我慢をしてもらいました。
この歌の最後は全部のパンがなくなってしまい、そこにもう一人お買い物に来るのです。
その役を先生がやりました。
でも、パンがないので大きな声で泣いていると、一人のお友達のお顔が段々険しくなっていって、持っていたメロンパンをそ~っと後ろに隠していました。
大人の感覚だと、自分が持っているのであればあげればいいのにとなるのかも知れませんが、その遊びに夢中になり、本当に大切にしてくれたからこその行動だと思います。
大丈夫。大きくなるにつれ、心も成長していきます。今の素直さに優しさがもっともっとプラスされると自然と違った行動になります。
この次はみんなが少しずつ分けっこできるといいですね。