本日は教室長に代わり、教室一の若手が書きます。
今日、私が駅から教室に向かって歩いていると、目の前にハーネスを付けた盲導犬。
中学の卒業論文のテーマに「盲導犬とパピーウォーカー」を選び、実際に何頭かの盲導犬やパピーに密着をさせて頂いたのを思い出しました。
そのことが縁で、ラブラドールを引き取ることになったこともありました。
盲導犬と共に歩いている女性の背中には小さな女の子、少し寒そう。
お仕事犬を街で見かけたときは絶対に声をかけたり、頭をなでたりしてはいけないのです。
だから後ろから見るだけで何か出来るわけではないと思っていました。
次の瞬間、その女性が振り向き私たちの方へ歩いてきて「駅はどっちですか」と尋ねてきました。
駅とは全く反対を向いていること。直進をして、信号をわたって。。。。と説明をしようとしたけれど、
「駅までご一緒しましょうか」
と言って、
「私のここに捕まって下さい」
手を差し伸べて左腕の肘の部分を掴んでもらって歩きました。
途中、スーパーの商品が道に少しせり出しているところがあり、
信号もあるため、人がたくさんいてその狭いところに車も入ってくるのでとても危険なところがあります。
そこも丁寧に言葉で説明をして、左に寄って歩きました。
駅までの道すがら、その女性が、いつもはもう一つ違う駅まで赤ちゃんを背負って歩いていること、
今日はあまりにも寒いので、赤ちゃんが可哀想だと思って電車に乗ろうとして近い駅に向かったのだけれど迷ってしまったことなど伺いました。
もちろん。背負われている赤ちゃんにも少しだけ話しかけて安心してもらえるように気をつけました。
ただ、悲しいことに盲導犬とわかっていても猛スピードでスレスレのところを追い越して行ったり、後ろから足音だけで『早く行ってよ!』とオーラを出す人。
あまり優しくない人もたくさんいました。
今までも街でたま~に盲導犬を見かけることはあっても、実際にこんな触れ合う機会をもらえることはなかったので、自分が学んだことをとっさに実行できるかどうか不安もありました。
無事に駅まで送り届けることができ、背中の赤ちゃんも最後はにこやかに小さく手を振ってくれて、私にとってはとてもラッキーで、ハッピーな出来事でした。
また、こんな素晴らしい出会いがあったら嬉しいです。