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聖心セカンド入試対策 – 作文の活用力

「作文の活用力」と一口で言ってもなかなか難しいですよね。
特に聖心では活用力を思考力・判断力・表現力等を使って問題解決する能力と捉えています。

私達もこの問題解決能力が応用力と繋がっていると考えています。

では、このような力はどうすれば身に付くのでしょうか。
本や新聞をたくさん読む。
毎日日記を書く。
などなど・・・本当にそれでよいのでしょうか?

お母様方からよく聞く言葉
「家の子は本が好きで沢山読んでいるのですが、作文は書けないんです」と。

本を読んだり、新聞を読むことは間違いなく大切なことです。
それは、学校で学ぶ机上の勉強だけでなく自ら情報を得て知識とすること。

自ら学ぶという姿勢とそこで得た知識を自分の引き出しに入れること。
その引き出しを豊富にすること。
当教室で出会うお子さまもお一人お一人を拝見していると引き出しが少ないわけではないのです。

ただ、一つの事象に対して、自分のどの引き出しから何を出してくればよいのか、どんな知識を使えば問題を解決することができるのか。
という工夫や先を予想することや発想することが余りにも少ないのではないでしょうか。

困った事にぶつかった時にお母様や学校の先生に言われるがまま解決させているのでは成長はできません。
世の中には色々なものが豊富にあり「なくなったら次」「壊れたら別のものを買う」という考え方では問題解決にはなりません。

大人が一緒に考える事や意見をぶつけあう事が大切なのです。
話し合う事で相手の意見や想いを聞き自分の意見を何とか相手に理解してもらおうと努力する。
また、話し合う事で自分には考えつかなかった方法が思い浮かぶ事があるかもしれません。

小学校4年生位になれば恐らく小学生新聞等を読む機会も増えてくることでしょう。
是非ご両親と一つの記事について意見交換をしてみてください。

そこでお子さまの意見や想いを主語、述語、目的語等を意識しながらしっかりと伝える練習をさせてあげてください。
また、大人からのアドバイスも忘れないでください。
お子さまの引き出しをいっぱいにして差し上げる事ができれば次のステップとして、引き出しの中から何を選択するかという練習をすることが出来ます。

それだけでも十分に問題解決能力、応用力に変化が出てくると思います。
ご両親も発想の転換をしてみてください。

8月にキャンプに行きます。普段の生活のようになんでもある生活はできません。

さ~て、あれがない、これがない、そんな時はどうすればいいか。
皆で考えながら楽しい時間を過し、必ずそれぞれの引き出しを満タンにして帰ってきましょう。

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