昨日に引き続き、発達障害の事を知って頂きたいと思います。
ひなの会で今までに一緒に過ごしたお友達に限定してお話しをして参ります。
広汎性発達障害、高機能広汎性障害、注意欠陥・多動性障害、LDについて私の学んだことから一つ一つを簡単に説明します。
1.広汎性発達障害(以下にあげる3つの特性があります。)
・社会性の障害
・コミュニケーションの障害
・思考、想像力の障害による常同行動(先の見通しをたてることが苦手)
※他に感覚の障害がある。
2.高機能広汎性障害
高機能自閉症とアスペルガー障害の2つのタイプにわかれます。
この2つはどちらも広汎性発達障害の中ですが、3歳までの言語発達が不良なのが高機能で、軽微な遅れの場合はアスペルガーとなります。
3.注意欠陥・多動性障害
言葉の通り、不注意、多動性、衝動性の3つのカテゴリーからなる障害で、不注意・多動衝動性混合タイプ、多動衝動性優勢タイプ、不注意優勢タイプの3つある。
LD(学習障害・Learning Disabilities)
聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する能力のうち特定なものの習得と使用に著しく困難がある状態がある。
LDの中で読み書きに限定したものを読み書き障害(ディスレクシア)といい、読み書き障害(読めなければ書けない)、書き障害(書きのみの障害)がある。他にも算数障害というものもある。
ざっと文字にするとこのような感じです。
実際の子どもたちは、同じ広汎性発達障害といっても色々なタイプがいます。
でも、よく考えてみてください。
どんな人でも得意不得意がありませんか。
全てOKという人は誰一人いないのではないでしょうか。
だって、それが人間だからです。
人間だからこそ一人ひとりに特性があるのです。
それでも、どこかで線を引きたがる、
もちろん線を引かなければいけない状況もあると思います。
線を引くならば、どちらに入ったとしても同じように成長し、生活するための確固たるものが必要だと思います。
みんなに共通していることは、両親から、社会から同じように愛される権利、教育を受ける権利を持っていることです。
今は、幼稚園、保育園、公立小学校だけでなく恐らく私立小学校にも少なからず特性を持ったお友達がいると思います。
でもそれは単に「特性」であって、社会生活をスムーズに営む事ができない時に初めて「障害」となるのではないでしょうか。
皆さんが少し周りを見て、人に優しくなってくだされば「特性」が強くでる子どもにとって生活しやすい環境、社会になっていくと思います。
そう一人ひとりが心掛けるべきではないでしょうか。